親の責任。私とたまきの場合

先日、とある重度障害児の入所施設のある療育センターを受診しました。
ここは以前からショートステイや私の入院中にたまきを預かってもらい、お世話になっている施設で、たまきも小さい頃から通いなれている場所です。

そこの施設長の診察でした。
私が透析していることや、がんの再発を繰り返していること、おとうが亡くなったことなど、うちの事情をよーく分かってくださってます。

施設長といろいろ話しているときにたまきの将来の話になりました。
私の心の中では高校を卒業するまではなんとか手元で育てたいと思っていると伝えました。
高校を卒業したらお嫁に出したと思ってしかるべき施設へ入所させなくては。と思っていると。

私の話をニコニコと穏やかな表情で聞いてくれていましたが、返ってきた言葉は私の心にずーんと突き刺さりました。

施設長は私が今、たまきを大事に思っているのは充分わかるし、私にとってたまきがどれほど重要なポジョンにいるのかもわかった上で、あえての進言でした。

『今すぐではなくてよいけど、年明けからにでも入所させる方向で動いた方が良いのでは?』ということでした。

今、たまきが手元からいなくなっちゃったら、私は何のためにがんばればいいのか、何を目標に生きていけばいいのか、わからなくなっちゃいそうで、それも先生にありのまま話してみました。

たとえおとうが生きていてくれたとしても、いずれは入所させないとねと二人で話したこともありました。

私が透析しているかぎり、その間たまきをお願いできる人が必ず必要だからです。
今は私の両親が健在で、週に3回快く預かってくれて、たまきの介護の一切を安心して任せられています。
たまきはたくさんの愛情で迎えてくれるおじいちゃん、おばあちゃんが大好き。

今は生活サイクルも安定していて、とても上手く暮らせています。

けど、それは両親が元気でいてくれる間だけ。
それはとても危ういもので、この生活サイクルがいつまで続けられるのかは誰にもわからない。

先日、父が脚を傷めて自分の歩行すら困難な状態になったとき、今の生活が有限であると思い知りました。
幸い父の脚は良くなり、またもとの生活に戻れましたが、なにぶんにも私の両親ももう高齢です。
たまきを抱いて移動するのは非常に負担であり、危険でもあります。
少しの移動なら可能ですが、お風呂は入れられません。

両親にはいつなにがあってもおかしくない。
それは私自身にも当てはまるわけで。
いつ再発して『今すぐ入院を!』と言われるかもわからない。

そうなったときに、数ヶ月続くかもしれない入院中、両親が面倒をみるのは不可能。

そうなってしまったとき、たまきは一体どうなるのか。
その時にたまきにとって慣れた施設の空きがなかったら、児童相談所に相談してどこか入れる施設に無理にお願いすることになるかもしれない。

誰一人たまきを知らないスタッフに囲まれて知らない施設で過ごすことに。もしそうなったらたまきはどれほど心細いことだろう…。

先生はそういったことも見越して入所をすすめてくれていました。

これから訪れるであろう現実は、私もわかってた。言われなくたってわかってた。
けど、考えないように、気付かないふりして少しでも先伸ばしにしてきていた。

でも、ちゃんと考えなくちゃなんだよね。
まったく考えなかった訳じゃなく、考えてはみても、結局『まだいいや』って蓋をしてた。


一緒に暮らしたい。でも、私には責任をもって面倒を見ることができない時間ができてしまう。

堂々巡りの思考停止ギリギリ。
結局行き着いたのは、私の寂しさなんてどうだっていいんだ。
一番はたまきの幸せ。たまきの安全。
と、いう結論。

そばにベッタリ着いてるだけが愛情ではない。
違う形の愛情だってあるはず。



一緒に居たいという気持ちだけでは、一緒に暮らせないのが現実。
だって、物理的に無理なんだもの。

たまきだっておとうとの思い出いっぱいの我が家で暮らしたいに決まってる。
最近はお姉ちゃんになって、私がちょっかいだしても『………。』とつめたーい目で見ることはあっても、ぎゅーって抱き締めるととっても嬉しそうに笑ってくれる。
私もおそらくたまきには嫌われてはいないと思う(笑)

だから、入所はたまきにとっても寂しいことだろうなぁと思う。

けど、寂しいを理由にしてはいけないんだね。

たまきにはきちんと居場所を作ってあげて、そのうえで週末引き取って一緒に過ごしたり、出掛けたりすればいいんだよね。
施設に入っても毎日会いに行けばいい。
私がもしいなくなったとしても、たまきは安全な場所でその後も変わりなく暮らしていける。
その環境を整えてあげること。

これが私にできる、たまきへの親の責任。
…かな。

毎日たまきの寝顔を見ることができなくなるのかなぁ。と思うと寂しくてたまらない。
夜寝るときも、朝起きても、ひとりぼっちになるんだなぁと思うと不安でしかたない。

入所させたら、たまきはどう思うんだろう。
お母さんはもう一緒に暮らしてくれないのかな。って思うのかな。
毎日毎日、いつ迎えに来てくれるんだろうって待ってるのかな。

考えただけで泣けてくる。
くやしいなぁ。

おとう。くやしいよ。
私一人じゃ、結局たまきを守れない。

けど。これが現実。
たまきと暮らせる時間は、そうたくさんは残っていないのかもしれません。

いろいろ落ち着いて、年が明けたら入所にむけて準備をしていきたいと思います。

1ヶ月考えて、無理やり結論は出したものの、まだ気持ちと折り合いがついてない。

折り合いなんてつくのかな。
でも、つけなきゃならないんだなぁ。

なんか辛いことばっかりでやんなっちゃうな。

それでも。
私はきっと、今日も明日も明後日もたまきと笑って過ごします。

笑ってなきゃやってらんねーょ!
だよねぇ?おとう(o^-^o)

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by tamaki-tamaki | 2015-08-24 06:54 | Comments(2)

Commented by くらさん at 2015-08-24 22:27 x
いつも笑って過ごしたいよね。難しいけどね。でも珠ちゃんはお母さんが大好きだよ。
Commented by tamaki-tamaki at 2015-08-25 00:50
くらさん
うん。笑っていないとたまきが不安になっちゃうからね。
どうしてこうも私の願いと現実はどんどん食い違っちゃうのかな。
見えない何かに意地悪されてるみたいだ。
負けるもんか。