いつからだろう…

先日、おばあと車に乗ってたまきに会いに行く道々で昔話になりました。

『たまちゃんはいくつからショートステイ行くようになったんだっけ?』と聞かれ、その時は『確か5才からだったと思うよ』と答えました。

小さい頃のちっちゃな横綱みたいだったたまきのことや、熱を出して吸引が増えるとトイレにすら行くのをためらうほど手がかかる時期もあったこと。

咳をするたびにピューピューとマーライオンのごとく吐いてしまっていたこと、それをこぼさずキャッチするのも上手くなったんだよねぇ。とか(笑)

吸引の回数も吐くことも成長とともにいつの間にか減り、今では本当に手のかからない子に育ってくれました。

学校に通うようになってからは目まぐるしく成長してくれて、無我夢中で育ててきたら今のたまきが出来上がってた…と言う感じかな(笑)

帰宅してからブログをさかのぼり、初めてのショートステイを探したら、やはり5才の終わり頃から始めていました。

そのきっかけを今回は書いてみたいと思います。

ある時、とあるスーパーにおばぁとたまきと3人でお買い物をしていたら、ひとりの女性に話しかけられました。

『かわいいお子さんですね、おいくつですか?』と。

その頃のたまきは4才。とても小さい4才で、バギーに乗っていました。明らかにベビーカーとは違います。
栄養剤を注入するためのチューブも鼻から胃に通してあり、一目見て障害のある子だとわかったはずです。
f0077793_13063384.jpg

当時のたまきはこんな感じ(笑)
スーパーでたまきのことで話しかけられたことがなかったので、私は一瞬で防御体制に入ってました。
『何を言われるんだろう…』とドキドキ。

おそるおそるその女性と話をしてみたら、ご自身にも障害のあるお子さんがいらっしゃるそうで、笑っているたまきを見かけて声をかけてくれたそうです。

家もそのスーパーの近くだから、ぜひ遊びに来てくださいと。
こんな出会いってあるの?と面食らいました(笑)
が、とても感じのよい方だったので、メールアドレスを交換して帰宅しました。

それからやり取りが始まり、お互いの家に遊びに行くようになり、ディズニーランドへも一緒に行くようになりました。
たまきよりふたつ年上の女の子のママさん。
今でも大切な友人です。

彼女と昔いろいろ話しました。
何かの拍子に私が『たまきを残して先には逝けない。私はたまきより長生きしなくちゃって思ってるんだ』と言ったときのことでした。

彼女の考えは正反対でした。
『私はこの子より長生きしたいとは思わない。普通に考えたら順番で親が先に亡くなるものでしょ?私は自分がいなくなったあともこの子が元気に過ごしていけるようにしてあげなくちゃと思ってる。』と。

衝撃でした。

彼女はヘルパーさんをお願いしたり、訪問看護ステーションやショートステイもすでに活用していました。
私の10歩も100歩も先を歩いている人だなぁと感じました。

私の知らない世界。
いろんなことを教えてもらいました。

まずは普段リハビリを受けている施設でのショートステイから始めてみることにしました。

ショートステイに預けることが、親の役目を放棄しているような負い目を感じてしまうことすらありました。

けれど、回数を重ねるうちに『わたしのしらないたまきの世界』が少しずつできていきました。

ショートステイに行く度に『たまちゃん久しぶり♪待ってたよ~』と迎えてくれるスタッフさん。
たまきを優しく見守ってくれるその方の名前を私は知りませんでした。
けど、たまきはわかっているのかショートステイ先の雰囲気にすっと馴染み溶け込んでいきました。

あぁ。子供ってたくましいな。
ちゃんと成長してるんだな。
もしかして成長できてないのは自分なのかもしれない。なんて考えたりして。

ショートステイに関しては、親御さんそれぞれ考え方があると思います。

ショートステイを試してお子さんが体調を崩し、やはり預けなければ良かったと後悔するかたもいらっしゃいます。

悲しいことにショートステイ先で亡くなってしまったたまきのお友だちもいます。

反面、預けることでお子さんがぐんと成長をしてくれることもあります。
ショートステイはお子さんにとっても、親御さんにとっても試練なんでしょうね。

ご両親揃っている場合は夫婦の意見も相違が出てはショートステイもうまくいきません。
日中一時支援とか放課後デイサービスとかほんの少し離れる時間を増やしていくのも良いかもしれません。

うちのような子は、成長してもいつか自立をしてくれる…ということは望めません。
常に人の手を必要として、子供自身がその手を信じて掴んでくれないと生きていくことは困難でしょう。

私の場合はたまきの今後は信頼できるスタッフさんのいる施設に委ねることしかできません。

もちろん、そういった施設は利用せず、親御さんがお子さんに寄り添って一緒に歩んでいくのも素敵だと思います。
世の中も財政の関係もあり、できるだけ在宅でと、いう考え方が主流であるような気がします。

できることなら私もそうしたかった。
これは本心。
普通親は先に死ぬものだとわかっていても、それでもひとりで生きていくことができない我が子を残していくことのつらさ。
今はそれをしみじみと感じています。
たまきより一日でも長く生きなくてはと切に願っていたのも事実です。


我が家に関してはいろんなことが起こりすぎて、人の手を借りずにはたまきを育ててくることが困難でした。
だから、早めに動いて良かったと思っています。

なんだかまとまりがない文章になってしまいましたが、私がショートステイを始めたきっかけのお話でした。
長文で失礼しました。
[PR]

by tamaki-tamaki | 2017-10-11 12:35 | Comments(0)